なにいろアスタリスク!

読了。
物語として見ると散漫としていて少々辛い。生き霊とか作家?ねーさんの話は必要だったのかなあ。
良いところは芝居描写と文章のテンポ。芝居描写は「さすが本業」と言ってしまうのは簡単だが、会話+脳内独白で進むスピーディな文章と過不足の無い的確な表現があって成り立っている。
もし続巻が出るならあとがきにある過去話よりも芝居方面に特化した話を読みたい。少なくとも「続きを読みたい」と思うくらいには魅力的だった。